噛み砕いて!カルビ

ようこそ夢ノ先 ここは安全圏じゃないッスよ〜!

高峯のアンチも全員幸せになる権利がある

「何がそんなに不満なんスか、こんなに恵まれてるくせに!」

「昔の自分を見るみたいで、苛々するッス」


....................



【マイノリティのかなしみ】

 

 

高峯翠の憂鬱は、これまで一般社会でずっと踏み潰されてきた。

 

"正しさ"という拳によって、

 

とるに足らない紙くずみたいに簡単に、グシャッと握り潰されて。


そして道端に放り捨てられ、そこを通る人達につぎつぎ踏み潰されてきた。

 


ていうかみんな、踏んでることにも気付かない。

道端に転がったグシャグシャの紙くずなんて、誰が気に留める?




そういう、無視されてきた❝マイノリティのかなしみ❞を、

ちゃんと広げて、丁寧にアイロンがけして、

そこに書いてあることを、ところどころかすれてるけど解読して、

大衆の前でマイクを通して読み上げたんだ。

日日日先生は!この「涙と絆の返礼祭」で!

 

 

 

これはね…本当にすごいことだよ。

 

何がすごいって、こんなに、もう限界!ってぐらいまで丁寧に紐解いて、語ってはいるけど

それでも半分以上の人はちゃんと理解もできてないんじゃないかって感じるの。

 

 

高峯翠の憂鬱。
=マイノリティのかなしみ について。


それほど、立ちはだかる先入観の壁を崩して、真実を届けるって難しいことだから。

 

それこそ流星隊P以外の人とか、高峯のアンチ(笑)とか(まあ私も最初はそっち側だったからね)

 


多分、ほとんどの人には届かなかった。

 


でも、それは全然、自然なことだとも思う。

仕方ないことだとも思う。

なぜなら、今現在の社会では、

まだまだ「ゆとりウゼェ(笑)」な空気から抜け出せないから。


「ゆとりウゼェ(笑)」な空気を常に吸っている人たちが、

何かよくわかんない知らないガスを初対面で吸えって突き出されたとしたら、


まあ吸わないわな。そういうことだよね。

 


僕だって、これちゃんと理解できた(気がしてる)のは、

ただマイノリティ側の人間だからわかっただけ、かもしれないから。

 

 



でもそれはそれとして、

 

いつかこんな不っ味ぃ空気から抜け出して、早く早く、もっと綺麗な空気の中で暮らしたいと、僕はそんな未来を心から願ってる。

 

 

だからタイトルでちょっと煽りました!ごめんなさい。
暴力はだめだから、せめてこの文章で殴らせて。

 

 

 

そろそろ本題!

 

 

 

その"正しさの拳"を持った役は、ここでは紛れもなく

 


南雲鉄虎なのである。

 

 

マイノリティの敵?

敵かもしれない。

 

でもそんな彼が、他の敵や、踏み潰して通りすぎていく一般人とかとは違い、


れっきとした『ヒーロー』である所以、それが!



不器用だから!馬鹿力だから!このグシャグシャの紙くずをね、広げようとしてもね!

下手したらビリビリにしちゃうかもしれないの!

それでも!!!!!

 


それでも決して諦めないの!

 


破いちゃうかもしれないけどでも、でもそれが怖いからって逃げたらヒーローじゃない。って!


諦めないで広げようと

何度も何度も挑戦するの!!!!!!!!!!

 


そこなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


本当に!!!!!!!!!

 

南雲鉄虎の最高に素晴らしいとこってそこなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!

 

今回のカードのライブスキル名、『砕けない流星』


そこなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 
(返礼祭ステージにて)
「どんなに失敗して、泥だらけになって、みじめに泣いても。もう逃げないッス、踏ん張ってみせるッス」

 

そこ!!!!!!!!!!!!そこなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



「はは。俺が本気で殴ったら、隊長は死んじゃうッスよ」


そこなんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

(はは。じゃね〜〜〜〜〜〜!!!!!!!物騒〜〜!!!殴られてぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!)

 



ね。

"正しさの拳"を持った人は怖いよ。

怖いし、いやにギラギラしてて、本当に自分なんか日陰に逃げたくなるよ。

 


そんな気持ちもどうせ、ロクに知らないんだよ。

 

 

でもね、南雲鉄虎は、理解しようと、それでも歩み寄ってくれる。

 
ちょっと不器用で馬鹿力だから、歩み寄るスピードを調節できなくて、たまに殴りかかってきちゃうけど。

 

でもね、諦めないで何度も何度も、ちゃんと分かり合えるまで、歩み寄ってくれるんだ。

 

 


で、そのうえでね。

 

 

「何がそんなに不満なんスか、こんなに恵まれてるくせに!」

「昔の自分を見るみたいで、苛々するッス」

 

 

これねー………。

大体そういうこと吐き捨てるよね、グシャって握りつぶす側の人は。

ちょっと僕の心も引き裂かれた。ちょっと昔の傷とかこじ開けられた。

なんだったら、南雲鉄虎オイコラ、ふざけんなよお前ってちょっと殴ってた。





ここで、高峯が流星グリーンたる所以、だよね。

『慈愛の緑』たる所以。

 


高峯は、ほとんどの人が気にも留めないような、

そういう道端に転がったグシャグシャの紙くずとかをさ。

 

 

絶対に踏めないの。


いや、踏めるかもしれない、でも、その度に酷く心が痛む。


それで今まで周りの人に、

「なんでそんなどうでもいい紙くずくらいで泣いてんの?(笑)」って。


そう言われ続けて生きてきたんだな…って。

 

 


「安易な道を選んだだけ」

 

「そんな俺が、本気でアイドルになりたかった他のみんなを押しのけて……!

 たくさんのひとに愛されて、アイドルとしての幸せを味わっちゃいけないんだ……!」


「俺には夢なんかない、だからせめて他人の夢を奪っちゃいけないんだ!」

 

 

このセリフがすべてだよ…


もし読んでも何も感じなかったとか言うんなら、ここだけあと30回読んで!!!!!!!!!!!!!

 

 

おまけに、案の定高峯の半生は以下の通り。

 
「こういう見た目なんで……。

 女の子とかに、興味を持たれることはあったんだけど……」

 

 中身、ほんとに普通なんで……。ちょっと話したら、幻滅されるし……」


「俺なんか、見た目だけで……。

 心の底から、ぜんぶ愛してくれる人なんかいるわけがない……」



思春期を全部、こういう気持ちのまま過ごしてきちゃったんだよ。

人間性とか、考え方が形成される過程を、ずっとこういう気持ちで。



そこにさ、追い討ちかけるように

 

「恵まれてるくせに」とか

 

「昔の自分見てるみたいで苛々する」とか、言われてさぁ…………

 
しかもそれを、中身がギラギラ輝いてる

"正しさの拳"を振りかざした南雲鉄虎に言われるの。


そりゃあ、犠牲を払えるほど強い(あるいは鈍感な)中身を持ったお前なら、そういうこと言えるだろうよ!

 

紅月落ちるまでロクに挫折を味わうこともなく、

紅月落ちてからだって、幸運にも大将と流星隊に囲まれてまっすぐ育ってこれた(四獣ストより)お前ならさあ!

 

 


でも『慈愛の緑』である高峯は、犠牲を払えないんだ。

 

100を手に入れるためでも、1個の犠牲だって払えない。

 

あまりにもたくさん傷を負って生きてきたから、

傷つけられることがどれほど痛いか、誰よりもよく知っているから。

 

その犠牲にも、傷つく心があること

 

そして、普通で夢もない"自分なんか"より、よっぽどかけがえのない人生があることを知っているから。

 

"恵まれた"自分なんかより、よっぽど痛むだろう心を思って

 

その痛みを自分のことのように、いつもいつも感じてきたから。

 


だから高峯は、自分の手が汚れるのも厭わず

グシャグシャの紙くずを、一個一個拾い上げて大事に包み込むんだ。

 
不細工なゆるキャラだって、捨てることなんてできなくて、大事に包み込むんだ…

 


本っっっ当に哀れでならないと思いませんか?

こんな辛いことってありますか?


もうやめてやれよ殴るの、相手はとっくにのびてんぞ、って状況だよ。


この喧嘩のシーン。

 

この、それぞれの心と人生をぶつけ合う喧嘩のシーンが
(この場で私は掘り下げなかったけど、ここには千秋のぶんも含まれていた)

 

ものすごいフォーカスされて描かれてたのが本当に本当に、凄いなって思った。



ちなみにこれ、南雲鉄虎が悪者ということではなく、

先述した通り、「怖いからって向き合わないで逃げるのはヒーローではない」から

彼は彼の正義に、誠実に従っただけ。



向き合う手段が鉄虎くんには拳しかない。

 


じゃあ、殴れる拳なんて持っちゃいない高峯はどうすればいいの?

 


どうしようもないんだよね。

 

根本的な部分が違いすぎるから、この二人がわかりあうのは実はすごくすごく難しい。

 

 



だからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 


仙石忍くんが必要なの、流星隊には。

本当に、居てくれてありがとう…………

今回間違いなくMVPだよ!バブみの塊だよ!ママーーーー!!!!!!!!

 


そんな、わかりあう手段がまるで違う二人の間で、フカフカのクッションになって

 
上手に衝撃を和らげて、上手く二人の気持ちを伝える、なくてはならない存在。

 

 

闇に射し込む光は、どうしたって絶対に必要なの!!!!!

 


君がいなかったら、こんな無謀なユニット一瞬で終わってたよ、奇跡なんて絶対絶対起こらなかったよ。

 

新生流星隊がこれからも続いていけるのは、

グリーンも新生レッドもお互い切り裂き合わずに済んだのは、君のおかげだよ。

 


本当に本当に本当に本当にありがとう!!!!!!!!!!!!!

 


でね、最後に。

今回エピローグでさ、千秋と高峯の関係が、わりと片付けられたのに対して

 

なんとなく、鉄虎くんと高峯のところはとっ散らかったまま終わったじゃん。

 

 



これむしろさ〜〜〜〜未来編の予感しかなくてめちゃくちゃテンション上がるよね!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

楽しみだよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 


日日日先生から完全に、お楽しみに!!!って言われてることに間違いないと思うんで、みんな来たるサイコーの未来に思いを馳せて、明るく生きてね。

 


まだまだ語られるべきところ、たっぷり余らせてくれたんだから、流星隊Pやめないでね。



語る余地を、要するに流星隊がそしてあんスタが続いていく余地を、

 

たっぷり残してもらえたんだからね!!!!!!!!!!